プロジェクトの見積作業をする上で確認したいIPAが公開している「ソフトウェア開発データ白書」を抜粋しています。
プロジェクトの特性により各工程の比率は変わると思いますが、ある程度参考として使用できる情報となります。
特に試算見積や概算見積を行う際の指標として活用することで役に立つのではないでしょうか。
上記の内容から中央値を計算すると以下のようになると思います。
工程 | 割合 |
---|---|
基本設計 | 18% |
詳細設計 | 18% |
製造 | 31% |
結合テスト | 20% |
総合テスト | 13% |
私が最近担当したプロジェクトでは製造がIPA指標よりも低く、総合テストが高かった印象です。
これはテスト計画上、総合テストにおいて行う業務分岐が多いためにテストケースが増加したことが考えられます。
そのため、あくまでも概算見積で極端に見積の割合がIPA指標とズレているかを確認し、実態のプロジェクトに沿った
詳細見積フェーズに進むのが正しいかと思います。